グリーフケアとお寺・人々に寄り添う

2014年12月4日

12月2日は、グリーフケアの勉強会に東京まで行ってきました。グリーフケアとは、肉親などの大切な方を亡くされた人が感じる深い悲嘆(グリーフ)を大切にする(ケアする)ことを言います。この度は、グリーフケアの活動を活発にされている真宗大谷派・存明寺住職、酒井義一様の講義でした。
酒井様はグリーフケアの時に、皆さんで必ず歌を聴くそうです。
そこで流される曲の一つが、僧侶でありシンガーソングライターでもある、やなせななさんの「春の雪」です。

東日本大震災以降、追悼の想いと共に全国各地で歌われ、多くの人々の涙に寄り添ってきた曲です。
曹洞宗としましても、曹洞宗東北管区強化センター制作の「向き合う 東日本大震災」DVD(※一般非売品)のエンディングにも起用されています。一度、やなせななさんのオフィシャルサイトも覗いて見てください。こういう尼僧さんもいるんです。勉強会で、この「春の雪」を聞きました。大切な方を亡くされた遺族の気持ちになって聴いてみると、なんとも言えない想いがわき出てきました。

僧侶として人生の最後を送らせていただく立場として、今を一生懸命生きている方々に寄り添う、そういう人になりたい。
幸導